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二村 嘉明; 鎌田 裕; 本間 隆
火力原子力発電, 30(12), p.1312 - 1318, 1979/00
JPDRプラントでのISIの経験並びに若干の探傷実験をもとにISIでの配管探傷法の進め方について検討し、その考え方をまとめた。主な主張は次の通りである。(1)円周方向に走る内外表面割れの検出を主体とした検査を行なうべきである。(2)対比試験片の人工欠陥はドリル横穴よりもスリットを用いるべきである。(3)探触子は最適のものを十分に吟味し選択すべきである。超小型探触子を用いる場合、接触面の曲面加工は必要でない。(4)ISI毎のエコー変化から割れの存否を確認することは、かなり困難であり、探傷方法を変えて、エコーの変化から割れの存否判断をすることが必要である。(5)ISIの結果、インディケーションが得られ、その処理に迷う場合、電気抵抗法による割れ進度モニター、又はテープ状局部漏洩検出器の採用も考えられる。